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がんの疼痛緩和ケアについて。



当院では「鍼灸」「ビワの葉温灸」と各種療法を組み合わせ、「がんの疼痛緩和ケア」を行っております。

鍼灸治療は「がんの疼痛緩和」のためアメリカ国内では広く行われており、米国食品医薬品局(FDA)は、アメリカ国内におけるがん治療での鍼灸の使用を承認しています。

鍼灸を行うことで、神経細胞、下垂体、脳各部に身体的反応が起き、これらの反応が起きることで、様々な身体機能を調節する蛋白やホルモ ン、脳内化学物質を体が分泌するようになります。このようにして、鍼灸を行うことで、血圧や体温に効果が現れ、免疫系の機能を活発化させるとともに、エン ドルフィンのように、体が本来持っている痛み止め成分を分泌させます。

がん治療での症状の管理

鍼灸については米国では米国食品医薬品局(FDA)が鍼灸の効果を認めており。がん治療では、主に以下の症状の管理に用いられています
• 痛み。
• 疲労。
• 化学療法により生じる吐き気と嘔吐。
• 体重減少。
• 不安。
• 抑うつ。
• 不眠。
• 食欲不振。
• ドライマウス。
• ほてり。
• 神経障害。
• 便秘と下痢。
がん患者さんを対象とする場合、鍼灸は主に従来療法(標準治療)に追加する形で使用されます。

残念ながら鍼灸で「がん」が治ることはありませんが抗がん剤の副作用の緩和やQOLの維持に有効です。

当治療院では鍼灸治療で体全体の「気」の流れを調え、「ビワの葉灸・ビワの葉温湿布」を併用することで自律神経系や内分泌系(ホルモン系)を調整し、体内活動を活性化してストレスに対する抵抗力を強め自己免疫力を高める治療を行っております。

鍼灸治療と抗がん剤相乗効果?

当院には現代医学でがんの治療を受けておられる方が定期的に「鍼とお灸とビワの葉灸」の治療にお見えになります。

お話を伺うとCTで 見る腫瘍の影がとても小さくなり、病院のドクターが首をかしげていたと言う事でした。

抗がん剤の使用後に腫瘍が小さくなるのは現代医学的にはエビデンスがあり抗がん剤の効果と理解できるが、抗がん剤使用の数週間後に更に小さくなるのは理由が分からないと言う事なのです。

抗がん剤治療の効果と免疫力の回復によるものでしょうか?当院としては患者さんの病状が良くなる事はとても喜ばしいことです。

鍼灸治療は免疫力を高める?

『鍼灸は免疫作用を高めますか?』と良く質問されます。
鍼灸施術の治療的作用の中には「鎮痛作用」「防衛作用」「免疫作用」があります。
「鎮痛作用」は内因性モルヒネ様物質あるいは下行性抑制などの機序により、鎮痛作用が発現するとされています。
「防衛作用」とは白血球や大貪食細胞などを増加させて、各種疾患の治癒機能を促進させ、生体の防御機能を高めるとされています。
「免疫作用」とは免疫能を高める作用ですが、鍼刺激による免疫系への影響は神経系、内分泌系および免疫系の応答による末梢の反応に加えて、中枢の関与による相補的な効果と考えられています。
血液中の生体防御機構として働く補体系、肥満細胞、プロスタグランジン、サイトカイン、B細胞、T細胞、リンパ球に対するβーエンドルフイン、NK 細胞など様々な要素がありますが、鍼刺激により血中へのT細胞やNK細胞の移行が促進することが動物やヒトで報告されています。
鍼灸刺激による免疫系への作用は自律神経を介した作用である可能性が示唆されています。
自律神経は免疫組織に分布しており、免疫組織の血管を支配する事により組織内の血流を調節する関接作用と、免疫担当細胞に直接作用する働きがあります。
鍼灸治療は鍼・灸により自律神経系、内分泌系、免疫系に刺激を与え生体の恒常性維持機構の賦活を導きだす治療法とされています。

疼痛緩和ケア・お灸は気持ち良い

抗がん剤治療を受けて先週退院された方が「疼痛緩和ケア」にお見えになりました。

お医者さんから手術不能、転移ありと言う事で告知され「TS-1」を処方され鎮痛剤も服用されているそうですが、夜間痛が強いため来院されました。

痛む場所は前面部は肋骨下縁から胃の入り口(=中脘)付近、背面部は脊柱から胆兪付近と言う事でした。

治療方法は最初に接触鍼を丁寧に行い、本治は刺さない鍼を使用する「積聚治療」を順治で行い、標治法として胆兪・中脘・腹哀を漢方成分入りの棒灸で雀啄後、ビワの葉温湿布で肝臓、腎臓をゆっくりと温めました。

「積聚治療」は「気の操作」を目的とした手技で体内に鍼を刺すことはしませんので播種を心配されている方やリンパ節を切除された方も安心して受けられます。

患者さんから

『鍼とお灸は怖いと思っていましたが、ビワの葉の温かさが辛いところに染み透るのがとても気持ちが良いです。』

との御感想を頂きました。


推拿療法


推拿療法とは

推拿は病気の症状の必要に基づいて、軽重・緩急・各種の異なった手法を運用して、
手掌と手指の按圧推進(おしもみ)の力などを借り、患者の皮膚や筋群に対して機械的刺激を与え、病を治療しようという療法です。

推拿は病人の身体の面(神経領域)、線(鍼灸でいう経絡)、点(鍼灸でいう穴)に手技を運用して進行操作する療法です。

営衛(人体内を流通する栄養分、神経エネルギー等を指す)を調和し、気血(同じく体内を流通する血液、体液等)を促し、経絡(人体内の営衛・気血の通路)の流れを良くし、機能を回復し、内臓の働きを調整します。

局所疾患について、 推拿を行うと局所の血流を増加し、その速度を増し、栄養を改善する作用があります。

筋肉表層の病変があるときその上の肌の色は青白く、枯燥・弛緩。萎縮するような症状が見られますが、 推拿を行うと、しだいに血色がよくなり、光沢がで、豊満になり、筋肉が本来持っているはずの弾力を回復します。

鍼灸治療と 推拿を組み合わせことで全身に優しく気血を巡らせ、身体が本来持っている生命力を蘇らせます。



鍼灸澤田流「澤田流太極療法」



当院の院長は澤田流鍼灸術の伝承者で「澤田流太極療法」による鍼灸治療を得意としております。
鍼灸治療は全身状態の調整、経絡の調整を目的としています。
古来東洋医学は、病気の本質であり、根幹となる症候や状態を「本」と言い、枝葉にあたるような末節的な症状を「標」と呼び、まず「本」を治し、しかる後に「標」を治することを原則としています。

特定の症状に対する対症治療は別として、一般に鍼灸治療は全体的に行うべきものです。
特に慢性疾患に対しては、全体治療を主としなければ、治療の目的を達することが出来ません。

鍼灸治療の趣旨が全身の不調を調えることにあるならば、「全体治療」の狙いも全身の調整でなければなりません。この目的で現在行われているものには、大別すれば
・「経絡治療」と呼ばれるものと
・「澤田流太極療法」と称されるする
の二種類の治療法があります。

「経絡治療」は経絡の虚実を調えることを主旨とし、「澤田流太極療法」は五臓六腑の不調和を調えることがその主旨となっています。

経絡治療が、経絡説と陰陽五行説を理論体系に取り入れているのに対して「澤田流太極療法」は陰陽未分、経絡以前の全体把握(易理によれば、太極が別れて陰陽を生ずることになっている)を主旨として、主眼を五臓六腑の調整ということにおいている全体治療の方法です。
  「澤田流太極療法」は鍼灸名人澤田健先生により体系づけられたので「澤田流」とも呼ばれています。

  「澤田流」は、万病は五臓に起因していると考え、五臓六腑の中枢を調えることにより末端の病気も治していきます。また五臓を調えることで原気を満たし、人間が本来具有する治病力を活用して病を治して行く治療法です。

現在の「経絡治療」全盛の中「澤田流太極療法」を臨床で使用する治療家は千葉県では私の師匠と同門だけだと思います。

「経絡治療」と「澤田流太極療法」はそれぞれの持ち味があり優劣はありませんが、当院の院長は「経絡治療」にも精通しており症状に応じて使い分け治療を行っております。



直伝靈氣



直伝靈氣とは

  当院の院長は、臼井甕男先生が創始した日本靈氣の系譜に連なる霊術家、山口忠夫直伝靈氣研究繪代表から靈授をうけた靈氣治療家です。 
 靈氣とは実践者の手を通じて、宇宙生命エネルギーを受け手の体に導く古代のヒーリング技術のことです。レイ(靈)は宇宙生命エネルギーを意味し、キ(氣)は、レイ(靈)の一部であり、生きとし生けるもの全てに流れる。キ(氣)は私たちがそれぞれに持つ生命力のことでもあります。キ(氣)はキリスト教の文化では「光」あるいは「精霊」として、中国の人々には「氣」として知られ、「マナ」「バイオプラズマ」「宇宙エネルギー」なども同じように「氣」のことを指している言葉です。
 臼井式靈氣では、手で触れることによって、一人の人間から他の有機生命体へと自然にヒーリング・エネルギーが伝達されます。
 靈授の系譜を記載すると、臼井甕男先生⇒林忠次郞先生⇒初代直伝靈氣研究繪代表山口先生⇒2代直伝靈氣研究繪代表山口忠夫先生⇒ことぶき堂鍼灸院院長となります。当院の靈氣は日本国内で伝承され西洋レイキは入っていない純粋な「直伝靈氣」です。